■ツクシの旺盛な生命力

スギナの地下茎から出る胞子茎のツクシは、筆先に似ているせいか土筆とも書き、親しみを込めてツクシンボとも呼ばれます。子どもの頃、摘んできたツクシの袴をとるのは難事業でしたが、食べた時のほろ苦く美味しい味に惹かれて頑張ったものです。

佃煮に煮付けてもよいし、フライパンにゴマ油を熱して炒め、醤油をさすだけでも美味しく食べられます。ツクシご飯や玉子とじ、天ぷら、和え物など色々工夫できます。摘んでから手早く茹でるのがコツで、長く置いておくと、伸びて頭もほうけてしまいます。


【出典】http://blog.goo.ne.jp/kansuke724/ より

このツクシの生命力は大変なものです。豊かな肥えた土地に栽培してみたら、スギナばかりが出て、ツクシは出なかったそうです。ツクシが出るのは、他の植物が育たないような荒れた酸性土壌の土地で、生存条件が悪いので必死に胞子茎を出すのだと言われています。

のんびりした春の風物詩に見えるツクシも、生き抜く力そのものの頑張り屋なのです。それだけの生命力を持っていますから、春ならではのこの野趣豊かなツクシの風味を大切に味わって下さい。但し、美味しいからと言って食べ過ぎたら逆効果です。何事も「過ぎたるは及ばざるが如し」で、控え目に。控え目が健康をつくるためにも大切なことを忘れないで下さい。


■ツクシの薬効

1. 腎臓病、利尿、淋病
古くから利尿薬として使われてきました。全草10gを2合(360cc)の水で半量になるまで煎じて、これを一日2~3回飲みます。

2. 肝臓、胃腸、糖尿、高血圧
ツクシンボの頭の中にある黄緑色の粉が特に大切で、あまり開かない方が薬効は大きいものです。肉食を多くする人は特に中和になりますから、春になったら毎日少しずつ食べるようにします。便通もよくし、毒下しにもなり、公害を取り除く働きをします。

【出典】「薬草の自然療法」難病も自然療法と食養生で治そう 東城 百合子著

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