私たちが子供の頃は、紅花から作った臙脂の口紅を売っていたものです。この臙脂は主に、京都で作られていました。洋紅一辺倒のこの頃は、大量生産の化学染料の口紅で、紅花の口紅などは殆ど見かけなくなってしまいました。

六月頃、アザミに似て、黄と紅の二色が混じったきれいな花を咲かせます。万葉の昔から、布の染料や化粧料として使われてきた古い歴史を持っています。また、紅花は漢方薬としても古くから用いられ、古血(悪血)をとり去って血をきれいにする効があり、月経不順、月経困難その他、婦人病の特効薬として広く使われてきました。

また、口内が荒れたり痛んだりするのを癒す力があり、口中薬としても珍重され、唇の荒れを防ぐ効果もあるので、紅花の口紅は単に化粧品としての役目だけではなく、唇に塗ることによって浄血と荒れ止め、婦人科を丈夫にする医薬としての働きも兼ねていたのです。


・http://blog.goo.ne.jp/yoshi883t より

■紅花の薬効

1. 月経不順、生理痛、その他婦人病
よく乾燥した花3~5gを一日量として煎服します。少しずつ使うと増血し、一度に多く使うと血を下す効があります。

2. 口内炎、鵞口瘡など
口中のただれには、古くから紅花やウコン、黄柏、クチナシの実などの色素に富んだ植物が使われました。これらの炎症には、煎じ汁でうがいをします。

3.動脈硬化予防
紅花の種子の脂肪油にはリノール酸を多く含んでいるので、食用油として使うとコレステロール濃度を低くし、動脈硬化の予防になります。

4. 美容
体を温め血行をよくしますから、細胞にも活力をつけ、ホルモンのアンバランスを正す助けをします。したがって、血色がよくなり、肌の艶が出てきて、美容にも効果があります。

【出典】「薬草の自然療法」難病も自然療法と食養生で治そう 東城 百合子著

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