ハート型の艶やかな緑の葉と、秋に咲く黄色い菊に似た花のコントラストが鮮やかなツワブキは、庭の隅にもよく映える薬効の多い貴重な植物です。暖かい地方の山地や海岸に自生している、丈夫で繁殖力のある草で、常緑なので一年中利用できます。葉には強い抗酸化作用のある成分が含まれています。五月頃出る若葉は褐色の綿毛に包まれ、その柔らかい葉柄は山菜として好まれます。

■ツワブキの薬効

1.腫れ物一般、肩凝り、火傷、乳房炎、打ち身、ひょうそ
葉を火にあぶり、揉んで柔らかくして、薄皮をはいで患部に貼ります。一日三回取り替えると卓効があります。

2.魚の中毒
葉、茎を食べるか、煎じても特効があります。ジンマシン、フグ中毒にもよく、フグ中毒などには、サクラの甘はだ(外の皮の下にある皮)またはクヌギの甘はだを削って混ぜると一層よい。そのた薬毒を流します。

3.歯痛、毒虫さされ
葉のもみ汁をつけます。

■ツワブキの調理法

茎がまだ柔らかいとき、一晩灰汁に浸して皮をむき、これをゆがいておひたしにします。また、葉、茎ともに、炒め煮や和え物、煮びたし、佃煮などにすると、風味があっておいしく、フキよりコクがあります。つとめて利用しましょう。

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