決明子は、エビスグサというマメ科一年草の種を乾燥させた生薬です。有効成分は、アントラキノン誘導体クリソファノール、オブツシフォリン、エモジンなどです。

決明子(けつめいし)の薬効は非常に広範囲で、便秘、慢性胃腸病、消化不良、胃拡張、胃下垂、胃酸過多、胃アトニー、口内炎、黄疸、じんましん、腎臓病、腎盂炎、脚気、糖尿病、膀胱カタル、婦人病、神経痛、眼病などに効き目があることが知られています。

以下、「薬草の自然療法」難病も自然療法と食養生で治そう 東城 百合子著よりご紹介します。

決明子としてお茶に使われているのはマメ科植物のエビスグサの種子で、中国名は決明子といいます。薬局で売っていますが、日本産のハブ茶とは違うので間違いないように。

ハブ茶という名称はハブ草から出たものです。エビスクサの類で、ハブ草もハブ茶として茶の代用にしている人もいます。しかし、決明子ほどの効果はありません。

■決明子の薬効

エビス草(決明子)の薬効は広く、驚くほどの効果があります。利尿、消化不良、胃腸病に特によく効きます。便秘、慢性胃腸病、消化不良、胃拡張、胃下垂、胃酸過多、胃アトニー、口内炎、ジンマシン、アトピー性皮膚炎、腎臓病、腎盂炎、心臓病、糖尿病、婦人病、結核、肝臓病、リウマチ、神経痛、脳病、毒虫さされ、その他に幅広い効果があります。

1. 便秘
便秘する人は、決明子20g~23g(約一握り)を水0.7L(4合)を半分になる位まで煎じ詰めて、それを二、三回に分けて温服します。濃くて飲みにくい様なら、うすめても構いません。

また、決明子をお茶のようにして飲むか、ゲンノソウコとドクダミを適宜混ぜて煎じて飲んでいると、上述の諸病に効果があります。気長に飲むこと。

2. 胃腸病、胃ガン
浜辺に自生しているツルナを加えて煎じて飲みます。

3. 口内炎
濃く煎じたものを3~5分間口に含み、二、三回繰り返すときれいに治ります。

4. 急性ジンマシン
濃く煎じて飲み、腹部マッサージをします。ジンマシンが出たら、すぐヒマシ油を二、三回飲んで下剤とし、その後で決明子を濃く煎じて飲むと、殆ど間違いなく治ります。

5. リウマチ、神経痛
決明子20g、オオツツフジ20gを0.7L(4合)で煎じ、半分にして一日三回分服します。

6. 婦人病、膀胱カタル
決明子20g、ツルナ5gを加えて0.7Lの水で半分に煎じて温服します。

7. 二日酔い
決明子を濃く煎じて飲んで寝ると二日酔いはしません。

8. 助膜炎、心臓病、腎臓病、糖尿病
決明子とゲンノショウコを適当に配合して煎じて飲みます。これで健康になった例は沢山あります。

9. 腹痛
決明子を一掴みを噛んで飲みます。歯の弱い人は濃く煎じて一度に飲むと速効があります。副作用がなく、腹痛が止まった後はケロリとして元気になります。

【注】決明子は中国産のハブ茶ですが、この種を植えると日本産でもよく効きます。しかし、二年目から薬効はなくなります。

【出典】「薬草の自然療法」難病も自然療法と食養生で治そう 東城 百合子著

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