春の訪れを告げる山菜として人気があるフキノトウは、フキのつぼみの花茎です。厳しい寒さがやわらぎ、雪解けを待ち兼ねたかのように、日当たりの良い土手や畦に浅緑色の「フキノトウ」が顔を出します。

春の到来を告げる山菜として、日本料理には欠かせない食材です。古くから食用に利用されてきており、独特な芳香と苦味があり、早春の食材として、天ぷら、和え物に、広く利用されています。

「春の皿には苦味を盛れ」と言います。冬の間に溜まった脂肪を流し、味覚を刺激して気分を引き締めて一年の活動をスタートさせよ、ということなのでしょう。わたしは、あの独特の苦みのあるフキノトウの天ぷらが大好きです。


【出典】http://pics.livedoor.com/u/fuyu2528mi63/296911 より

以下、「薬草の自然療法」難病も自然療法と食養生で治そう 東城 百合子著よりご紹介します。

■フキノトウ

春浅い頃、残雪を持ち上げるようにして若々しい緑の顔をほっこりのぞかせるフキノトウは、春を告げる希望です。いかにも大地そのものから吹き出てきたという感じで、そのエネルギーを山村の人たちは「雪を溶かして出てくる」と表現します。

冬眠から目覚めた熊も、このフキノトウを真っ先に食べるといわれています。北国では、フキノトウを食べると一年中の毒下しが出来て大病しないといわれて大事にされています。

春そのものの味のようなほろ苦さは、喘息、胃腸、肝臓の薬となり、呼吸器の弱い人にもよいのです。

但し、花の開かない蕾に限ります。さっと湯がいて細かくきざみ、味噌和えにしたり、味噌炒め、フキノトウ味噌にしても美味しく、苦味と香りが味噌によく合います。蕾のまま丸ごと佃煮したり、塩味にして天ぷらにしたり…、色々工夫して楽しめます。成長したフキノトウの茎の部分を佃煮にしても美味しいものです。

■フキノトウの薬効

三月頃採取した花の開かない蕾を煎じて飲むと、気管支炎、喘息、結核などに効力があります。ほろ苦さの成分は胃腸にも効果があります。

但し、あまり多く食べ過ぎると強過ぎて細胞の働きが弱ったりします。勿論、多く食べるようなものではありませんが、良いからと食べ過ぎないことです。

【出典】「薬草の自然療法」難病も自然療法と食養生で治そう 東城 百合子著

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