ギンナンは生命力が旺盛で、肺を強め利尿効果等がある

ギンナンはイチョウの実。イチョウは生きた化石ともいわれ、千年経った老樹でも沢山の実をつけます。そして種を蒔けば必ず芽を出すという、旺盛な生命力を持っています。

九十二歳で亡くなられた栄養学者の川島四郎先生は、亡くなるまで現役で活躍されていました。この川島先生は、ギンナンのこの生命力に注目され、ゴマと一緒に毎日五、六粒食べられたそうです。

ギンナンだけでなく、木の実類はすべて次の生命を育てる元ですから、栄養素は濃く強いものです。そのため、食べ過ぎると却って逆効果です。

殊に、ギンナンは大人一日五、六粒、子供二、三粒が適当で、これだけで充分栄養補給が出来ます。特に体が弱っているときに過食しますと、嘔吐や呼吸困難を起こしますから注意して下さい。

■肺の働きを強め、利尿効果もある

ギンナンは肺の働きを強めるとともに、保温の働きもします。そのため、夜尿症や頻尿の人には特によいのです。老人になると頻尿気味になって困るものですが、生のギンナンを夜寝る三時間前ぐらい前に、三粒ほど食べておくと、床に就く前に尿が沢山出て、夜中に起きないですむことが昔から知られています。

ギンナンの油漬けは肺結核に効きます。これは酵素作用で蛋白分解して、体に溜っている余分な蛋白質状の老廃物を取り去ってくれるためです。また、生ですりつぶして貼ると、皮膚病、腫れ物、ひび、あかぎれに効きます。

肺の働きを強める効果もありますが、これはギンナンに含まれる青酸配糖体が、咳や喘ぎを静めて痰をとるからです。

面白いことに、焼きギンナンは尿を抑える働きがあり、生のギンナンはよく尿を出す利尿の働きをするのです。生と、火を通したものとでは作用が逆になる訳です。

また、尿が出ないときは生ギンナン15~20粒を、水200CCと共にミキサーにかけ、蜂蜜を加えて空腹時に飲むと、一時間位してから大量の尿が出てきます。しかし、これは連用してはいけません。この生ギンナンのジュースは、こしけ、淋病にも優れた効き目があります。

【出典】薬草の自然療法 難病も自然療法と食養生で治そう 東城 百合子著

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

スポンサード・リンク



カテゴリー

カイテキオリゴ

ピックアップ記事

  1. ヨメナはくせがなくて、小松菜等の栽培野菜よりもビタミン、ミネラルが多く、これ等よりも美味しい。膀胱炎…
  2. 彼岸花は関節に水が溜まるなどのような病気に、目覚ましい薬効がある。優れた薬効があるのは地下の鱗茎だが…
  3. ツクシは古くから利尿薬として使われてきた。肝臓、胃腸、糖尿、高血圧、腎臓病にも薬効がある。肉を多食す…
  4. カタクリは昔から薬用として大切にされてきたが、子供の下痢、嘔吐、大人の胃腸カタル、湿疹などには、カタ…
  5. カキドオシは、胆石や腎臓結石、膀胱結石、糖尿病、神経痛の治療に効果があり、特に血糖降下作用が強いこと…
  6. ユキノシタは特に生葉に優れた効果があり、昔から民間薬として大切に扱われてきた。ミミダレグサとも言われ…
  7. アキノゲンシは野の生気に満ちて、香りも栄養も豊かな野草で、食べてもクセがなくて美味しい。ビタミンA、…
  8. 陽あたりのよい道端などに、ごく普通に見られる、唇形の紅紫色の花をつけたウツボグサも身近な野草で、口内…
  9. ハコベは胃腸を健やかにするのは勿論、催乳にも効果があり、浄血作用もあるため、漢方ではハコベを陰干しに…
  10. 虫歯や歯痛、口内炎など体の表に現われた症状は、治すためには基本的に食事の改革が不可欠。歯の弱い人は、…
ページ上部へ戻る