血液の浄化・活力の維持向上になくてはならない腎臓

■腎臓の働き

腎臓は背中の腰よりやや上に左右一つずつ有り、およそ握りこぶしぐらいの大きさで、『そらまめ』のような形をしています。重さは1個120~150gで非常に血液が豊富な臓器です。心臓が送りだす血液の約20~25%(大人では1.2~1.3L/分)が腎臓に流入し、血液中にたまった老廃物を体の外に排出する役目を担っています。

1. 体の水分量や電解質の体液組成を一定となるように調節する。
2. レニンというホルモンを分泌し血圧を調節する。
3. ビタミンDを活性化する。
4. 血液を作る命令を出す、エリスロポエチンというホルモンを作る。
5. 血液を弱アルカリ性に保つ

など、大変重要な機能を持っています。腎臓の機能をはじめとして、腎臓と元気の関係について、自然療法の大家 東城百合子先生の著書「自然療法が体を変える」よりご紹介致します。

■血液の浄化になくてはならない腎臓

腎臓は血液浄化装置で、脳の次に複雑な器官です。腎臓は背骨の両側、調度お腹の後ろにあります。”肝、腎かなめ”というように、肝臓とともに大切な働きをします。

老廃物は静脈に流れる血液に溶けて運ばれ、肺から外に出されますが、その他のものは腎臓に集められて尿となって排泄されます。これをもっと詳しく見ると、腎臓には五つに分かれた腎動脈から血液が運び込まれます。血液は細かく枝分かれして腎小体という濾過器の中に入っていきます。血液中の不用物はここで水分と一緒に漉されますが、ここではまだ役に立つものが残っているため、尿細管から役に立つものだけが再吸収されます。

血液中のタンパク質以外のブドウ糖やアミノ酸などの成分も、濾過され再吸収されて全身に戻っていきます。これらのことが数秒のうちにできるのですから、自然の業はすごいものです。そして残った尿素、尿酸、クレアチニンなどの不用物だけが尿となって出されます。この尿はネフロンという細尿管の集合体を通って腎盂に出され、筋肉の収縮で尿管から膀胱に集められます。

その他、体内の水分、塩分の調節も大事な腎臓の仕事です。体内の過剰な酸やアルカリを外に出し、酸塩基の平衡調節もしています。腎臓が老廃物を出す時は、水とともに出すので水分が必要です。足りないと腎臓は排泄をできるだけ少なくしようとして疲労します。そのため尿が濃くなり、老廃物が残って腎臓結石になったりします。水分だけでなく、食べ物のアンバランスで血液を汚しても同じことになります。

腎臓が元気だと、生気や活気が出て、元気に働けます。腎臓は精力(生きる活力)とも大きな関係があるのです。

また、水分不足になると腎臓が水分を胃腸から再吸収するため、便秘の原因になります。逆に大食いをして塩分をとり過ぎると水をガブガブと飲んでしまい、余分な水分と塩分を出すために、腎臓はフル回転になります。こうしたことが続くと疲れきって、老廃物が出されずに残ってしまうことになるのです。

最近は肝臓病とともに、腎臓結石や腎臓病が増えました。人間の生活が機械化され、便利さの中で人間が機械に使われてしまっていることも問題です。人のぬくもりが感じられない機械が作った食べ物を平気に食卓に並べ、ビタミンが良いと聞けばビタミン剤を飲み、カルシウムは骨だけでなく頭を良くする働きがあり、イライラを解消するにも効果があると聞けば、カルシウム剤を飲んで即効性を期待しています。

世の中はどんどん変わり、苦労しないで健康になりたいと、出ては消えるインスタントの健康法にとびつきます。そのために薬害で苦しむ結果になり、ひどい時には廃人になっていのちを落とすことにもなるのです。自然のものから吸収しているのならいいのですが、化学合成剤などを頼りにすると、胆石を作ったり、細胞を硬化させたりして腎臓に負担をかけるのです。

穀類、豆類、根菜類、海草、野草、薬草などはカルシウムやミネラルが多く含まれ、血液をきれいにします。クスリに頼らず自然の植物から血液をきれいにする腎臓のクスリを摂取することです。

【出典】自然療法が「体」を変える 東城 百合子著

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