従来の音楽療法とは別に、音の振動を用いた治療法として欧米で注目されているサイマティックス療法があります。

●サイマティックス療法(Cymatics Therapy)とは?

サイマティックス療法は、新生児黄疸への光線療法の開発者である英国のDr.Sir Peter. Guy. Mannersらのグループが30年以上にわたって臨床と研究を行ってきた治療法です。

「Cymatics」 の語源は、ギリシャでバイブレーションの意味を持つ「Kuma」であり、
日本では「音響療法」とも呼ばれています。

日本でもすでに約50ヶ所の医療施設に導入されており、

・内科系の各種疾患
・整形外科系の疾患 ならびに
・歯科疾患   など

幅広い分野に臨床応用がされています。

マナー博士らのグループと音の医療への応用研究に従事した、京クリニック院長の岩重健一博士によると、

『Dr. Mannersらのグループは、

物質的存在の人体の各構成要素も固有の振動数を持ち、その振動によって、正常な機能、形態、周期性といった秩序を保っている

という仮説を立て、人体の各部位に共鳴現象を起こす”音”の周波数を測定し、医療分野での応用を研究。

その結果、現在、約八千種類の可聴域の音を用いて、病気治療に成果をあげている』

と言います。

Cymatics02

・http://cyma.blog65.fc2.com/ より

病気を乱れた秩序の状態、つまり一つの情報として捉え、乱れた振動数に対して正常な振動数を共鳴させることによって、身体を正常な状態に戻す、というのが基本的な考え方であり、アプローチです。

使用する音は、五つの周波数からなる複合共鳴和音で、骨、神経、皮膚等の身体の各構成要素をほぼすべて備えた可聴域の音です。

●効果

・脳波におけるα波の増加
・四肢抹消温度の上昇
・細菌やウィルスの増殖抑制
・肝臓の酸素消費量の増加
・高血圧の改善
・鎮痛効果
・浮腫の改善
・骨折や組織損傷等の治癒の促進  等

●適応症

・骨折、骨粗鬆、関節炎などの整形外科疾患
・神経疾患
・高血圧症などの循環器疾患
・消化器疾患
・皮膚疾患  等

サイマティックス療法は体のあらゆる部位の疾患に応用されており、

・歯科領域
・精神科領域
・獣医領域

でも応用されています。

但し、

・ペースメーカーを使用している人
・骨折などで金属やセラミックスなどの医療部材を体内に入れている人
・妊娠中の人

は適応外です。

【出典】統合医療のすすめ 山本 竜隆著

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